2026年9月の値上げ一覧|しょうゆ・コーラ・冷凍食品など4531品目、いくら上がる?

値上げ情報

2026年9月は、食べものと飲みもの4531品目が値上がりします。今年でいちばん多い月です。

ひと月に4000品目を超えるのは、2023年10月以来およそ3年ぶり。8月が2311品目でしたから、ほぼ2倍になります。

上がるのは、しょうゆ、コーラ、冷凍うどん、餃子、ポテトチップス。それに乾電池。

そしてもうひとつ、9月には気をつけたいことがあります。電気とガスの補助が、9月使用分で終わる見込みです。この記事では、①何が上がるのか ②いくら上がるのか ③8月のうちにやっておくといいこと、の順にまとめます。

9月に値上げする主なもの

しょうゆ・つゆ・みりん

  • しょうゆ、つゆ、たれ、みりんなど計291品(キッコーマン食品)… 9月1日納品分から、約2〜22%
  • そのうちしょうゆ類153品は5〜9%

主力のしょうゆの値上げは、2023年4月以来およそ3年半ぶりです。

3年半ぶり、というのがこの値上げの重さだと思います。しょうゆは、ほとんどの家に1本あります。煮物にも、炒めものにも、卵かけごはんにも使う。「使う量を減らす」がいちばんやりにくい調味料です。

飲みもの

  • コカ・コーラなど165品目(コカ・コーラ ボトラーズジャパン)… 9月1日出荷分から、3.2〜18.7%。値上がり額は20〜30円
  • メルシャンのワイン
  • ポッカサッポロの飲料

500mLのペットボトルは、税抜220円になります。

ここは少し立ち止まる価値があります。同じ500mLは、2025年10月に180円から200円になったばかりでした。そこから220円です。**1年で40円、率にして約22%**上がったことになります。

毎日1本買う人なら、月に600円ほどの差です。

なお、緑茶飲料は3月に値上げしたばかりなので、今回は対象に入っていません。

冷凍食品・練り製品

9月の値上げの主役はここです。

  • 練り製品を全品(ニッスイ)… ちくわ、かまぼこなど。業務用の冷凍食品は最大30%
  • 冷凍食品(テーブルマーク)… カトキチのさぬきうどんなど
  • 家庭用の冷凍餃子・水餃子(イートアンドフーズ)… 9月から5〜15%
  • チルドのラーメン類(日清食品チルド)
  • オーマイのパスタソースなど(ニップン)

冷凍うどん、冷凍餃子、チルド麺。どれも「今日はもう作れない」という日を助けてくれるものばかりです。

8月は冷凍炒飯が上がり、9月は冷凍うどんと餃子。忙しい日の逃げ道が、2か月続けて狭くなります。

お菓子

  • ポテトチップスなど(カルビー)… 値上げと内容量の削減を同時に
  • 東ハト、たねやの菓子

カルビーは、値段を上げるのと中身を減らすのを同時にやります。袋の見た目はほとんど変わりません。9月の値上げのなかで、いちばん気づきにくいのがこれです。

食べもの以外

  • 乾電池(パナソニック)… 平均約10%
  • 無印良品の489品目… 9月4日から

乾電池は食べものではありませんが、保存がきいて、必ず使うものです。9月の値上げのなかでは、先に買っておいていちばん損がないかもしれません。

9月は、いくら上がる?

身近な例で見てみます。

しょうゆは、1本300円のものが5%なら315円。22%なら366円です。上がり方に幅があるので、いつも買っている銘柄がどちらなのかは、店頭で確かめる必要があります。

コーラは、毎日1本で月600円ほどの差になります。

全体の数はこうなっています。

  • 2026年9月… 4531品目(今年最多)
  • 2026年8月… 2311品目
  • 2026年10月… 2720品目
  • 2026年の合計… 11月までに分かっているだけで1万8347品目

もうひとつ知っておきたいことがあります。この4531品目という数字は、まだ増えます。

6月末の集計では、9月は3029品目とされていました。それが1か月後の集計で4531品目です。**ひと月で1500品目、約1.5倍に積み上がりました。**メーカーの発表が後から出てくるためで、8月末の集計ではさらに増える可能性があります。

なぜ、こんなに上がるの?

8月と同じで、いちばん大きいのは石油です。中東の情勢が不安定で、原油が高い状態が続いています。

値上げの理由を集計すると、こうなります(メーカーが複数の理由を挙げるので、合計は100%を超えます)。

  • 原材料高… 90.9%
  • 物流費… 65.8%
  • 包装・資材… 64.0%
  • 中東情勢… 27.8%

「包装・資材」というのは、トレー、フィルム、容器のことです。**中身より先に、包みのほうが高くなっている。**8月と同じ構図が、9月も続きます。

10月からは、光熱費が上がります

実は9月でいちばん気をつけたいのは、食品ではなく光熱費かもしれません。

国の電気・ガス補助は、月によって値引き額が変わります。

  • 電気… 8月使用分は1kWhあたり4.5円 → 9月使用分は3.5円
  • 都市ガス… 8月使用分は1㎥あたり18.0円 → 9月使用分は14.0円

そして、今わかっている支援は9月使用分が最後です。10月使用分からは、値引きそのものがなくなる見込みです。

ここが厄介なところです。食品の値上げは、店頭で値札を見れば気づきます。でも補助の終了は、請求書が届くまで気づけません。

しかも9月は涼しくなって使用量が減るので、請求額だけ見ていると変化に気づきにくい。効いてくるのは10月、11月です。

いっぽうで、消費税の話が出ています

食料品の消費税を、2027年4月から1%に引き下げる方針が示されました。

ただし、これはまだ「方針」の段階です。法律として決まったわけではありませんし、実施は1年半以上先の話です。

今の家計をすぐ助けてくれるものではありませんが、頭の片隅に置いておくとよいと思います。

8月のうちに、やっておくといいこと

1. しょうゆと乾電池を、いつもの分だけ

どちらも保存がきいて、必ず使うものです。しょうゆは3年半ぶり、乾電池は約10%。9月に入る前に、ふだんのペースで買い足しておくと差が出ます。

ただし、使い切れる量までにしてください。しょうゆは開封すると風味が落ちますし、買いだめして余らせるのはいちばんもったいない使い方です。

2. 「量が減る値上げ」に気づく習慣をつける

カルビーのように、値段を上げつつ中身を減らすやり方が増えています。袋の大きさは変わらないので、値札を見ても気づけません。

見分ける方法はひとつだけです。**内容量を見ること。**100gあたりいくらか、という見方に切り替えると、見えるものが変わります。9月は、その習慣をつけるのにちょうどいい月かもしれません。

3. 10月からの光熱費に、心の準備を

9月使用分で補助が終わると、10月の請求から値引きが消えます。ひと月260kWh使う家庭なら、900円ほどの値引きがなくなる計算です。

金額そのものより、「10月の請求書は上がる」と先に知っておくことのほうが大事だと思います。予想していた出費は、予想していなかった出費より、ずっと受け止めやすいからです。


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主な出典:帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査(2026年7月31日発表)/日本経済新聞(2026年6月30日)/キッコーマン食品、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、ニッスイ、テーブルマーク、イートアンドフーズ、日清食品チルド、ニップン、カルビー、パナソニック、良品計画の各社発表/経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」。品目数は発表時点のもので、今後増える見込みです。

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